コンサルティング事例 佳鼎(ジャーディン)

台湾陶磁器の産地で生まれた日用食器の新ブランド

生活様式の変化や作り手の減少に伴い、台湾に根付く伝統的な工芸品は衰退の一途を辿っています。そんな工芸の衰退を食い止めようと台湾デザイン研究院は2019年に「T22デザインによる地方産業振興プロジェクト」を立ち上げ、陶磁器産地の鶯歌(イングー)を第一弾にし、中川政七商店との官民連携プロジェクトを始動。

中川政七商店が"日本の工芸を元気にする!"というビジョンのもとで積み上げてきたノウハウが国を越えて必要とされ、また危機に瀕する工芸を残していくため、ボーダーレスに取り組むことを決めた初めての海外事業です。

コンサルティング先の「佳鼎(ジャーディン)」は、台湾陶磁器の産地・鶯歌で瓦工場の創業から始まり、その後、日用食器へと発展。親子三代に渡って陶磁器製品を作り続けてきた陶磁器メーカーです。

約1年半の歳月をかけ、日本でのコンサルティングと同じように決算書をもとに経営方針の見直し・ブランディングを行い、食卓ブランド「KŌGA - 許家陶器品」が誕生しました。

佳鼎(ジャーディン) KŌGA - 許家陶器品

佳鼎(ジャーディン) KŌGA - 許家陶器品

産地:台湾・鶯歌(イングー)
アイテム:日用食器
コンサルティング期間:2019.8~2020.11
コンサルティング領域:経営/ブランド/商品/コミュニケーション

コンサルタント:島田智子
プロダクト開発:山田遊(method)、デザインユニット「両個八月」(台湾)

佳鼎(ジャーディン)