2024.01.31

中川政七商店が工芸復興を目的にした 「北陸のものづくり展」を1月31日から開催

中川政七商店が工芸復興を目的にした
「北陸のものづくり展」を1月31日から開催

支援第一弾・北陸生まれの商品購入が、北陸の工芸支援に直結

1716年創業の奈良の老舗・株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、令和6年能登半島地震により被災された北陸の工芸への支援として、企画展「北陸のものづくり展」を、全国50店舗の直営店およびオンラインショップにて、2024年1月31日(水)より実施します。なお企画展での売上全額に加え当社の義援金を、「輪島漆器商工業協同組合」など作り手への直接的な支援につながる窓口へ寄付いたします。また本企画にとどまらず当社は今後、北陸のものづくり復興へ向け、中長期的な支援を進めていきます。

輪島塗や九谷焼をはじめ、北陸はものづくりの宝庫です。令和6年能登半島地震により、北陸の工芸事業者は工房の倒壊や商品の破損など被害を受けており、特に輪島塗や珠洲焼、七尾和ろうそくなど能登半島を産地とする工芸への被害は甚大で、事業再開の目途が立たない作り手が多数です。多くの工芸は分業制。一社の存続が、そして一人ひとりの職人の存在が、工芸の未来を左右する危機的状況といえます。当社は"日本の工芸を元気にする!"をビジョンに掲げ、全国800の作り手とものづくりを展開するほか、工芸メーカーへの経営再生コンサルティングや流通支援などを行なってきました。この度の震災を受け当社ができることとして、一社でも多くの工房、一人でも多くの職人が事業を再開でき、北陸のものづくりを未来へ繋いでいけるよう、中長期の工芸復興支援を実施いたします。

支援の第一歩として1月31日より実施する企画展「北陸のものづくり展」では、石川県、新潟県、福井県、富山県の被災地4県で作られた商品最大750種類を販売し、その売上全額を「輪島漆器商工業協同組合」など直接の工芸支援が可能な複数窓口へ寄付します。全国の直営店やオンラインショップを通して漆器や焼き物、金物など北陸の豊なものづくりを手に取っていただけるとともに、商品の購入がそのまま被災地の工芸支援へつながる取り組みです。なお被災地の状況を鑑み、今回販売する商品は当社がすでに取引きしている事業者が対象です。今後は新規取引も含め、被災地で救出された商品の買い取りや、作り手の事業再建につながる販路提供についても実施してまいります。

北陸のものづくり展
開催期間:2024年1月31日(水)~3月5日(火) ※店舗により取扱商品は異なります
開催店舗:中川政七商店 直営店50店舗(「分店」、「遊 中川」、「日本市」を除く)、オンラインショップ
寄付内容:企画展での売上全額を、工芸支援につながる窓口へ寄付。詳細は決定次第公式サイトにて報告


陶器、磁器ものラインアップ例
鮮やかな絵付けが特徴の九谷焼など、北陸には名高い焼きものの産地があります。

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漆ラインアップ例
輪島や山中、越前など多くの漆器産地が存在する北陸。堅牢で、上品・優美な塗肌は、多くの人々を魅了し続けています。

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紙ものラインアップ例
「水の工芸」と呼ばれるほど、清らかで豊富な水源が必要とされる和紙づくり。多様なものづくりを今に受け継いでいます。

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金ものラインアップ例
新潟・燕三条を中心に栄えた北陸の金物加工技術。刃物や洋食器は、日本のみならず世界でも注目されています。

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木工ラインアップ例
桐箪笥や漆器の木地づくりなど、北陸では古くから木工技術が発達し、様々な商品が生まれています。

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布ものラインアップ例
北陸の高湿な気候と、豊富な水源に恵まれた環境は、糸切れしにくいため、繊維業に適していると言われています。

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ガラスラインアップ例
工業用ガラス製品だけでなく、バーナーワークの技術を生かして、家庭用の実用性が高いガラスも生まれています。

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食品ラインアップ例
豊富な水源と肥沃な土地に恵まれて、北陸はお米をはじめ、さまざまな農作物の産地です。

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中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)             
1716年(享保元年)に創業し、手績み手織りの麻織物を扱い続ける奈良の老舗。近年は「日本の工芸を元気にする!」 をビジョンに掲げ、工芸をベースにした生活雑貨の SPA( 製造小売り ) 業態を確立し、全国に約60の直営店を展開。コンサルティングや流通サポート事業、産地単位での地域振興にも取り組む。 


〈お客様お問合わせ〉
中川政七商店 https://nakagawa-masashichi.jp/

〈プレスリリースへのお問合せ〉
株式会社中川政七商店 広報 佐藤 菜摘
080-3464-4622 kouhou@yu-nakagawa.co.jp