2700坪を有する初の自社倉庫 日本の工芸を元気にする! 「NKG倉庫」
2700坪を有する中川政七商店による初の自社倉庫
日本の工芸を元気にする! NKG倉庫
自社だけでなく他社の物流まで支えるハイブリット倉庫。物流2024年問題対策も
1716 年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店は、株式会社NKG倉庫(代表取締役社長 中川政七)を設立し、初の自社倉庫となる2700坪の「NKG倉庫」をこの夏竣工いたしました。中川政七商店の社名(NAKAGAWA)および当社ビジョンである「(N)日本の(K)工芸を(G)元気にする!」より名付けた倉庫は、自社だけでなく全国の工芸事業者の物流まで支えることを目的とした施設です。多品種小ロットの在庫に対応するロジスティックス、「物流の2024年問題」を解消するヤマト運輸との協業、商品撮影ができる専用スタジオなど、工芸の未来を支え、拡大するための新事業です。
2024年6月1日より稼働をスタートしたNKG倉庫は、郡山ICから車で3分、敷地3400坪・延べ床2700坪の3階建て。中川政七商店のオリジナル商品の物流機能を担うだけでなく、他事業者の物流を請け負う「営業倉庫」としての機能も有するハイブリット倉庫です。中川政七商店は、工芸に根差した生活雑貨の製造小売業の拡大にともない、物流倉庫の機能整備も進めてまいりました。また「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ、2009年より経営再生コンサルティングや合同展示会「大日本市」、教育講座など、全国の工芸事業者への直接的な経営・販路支援も拡げてきました。
NKG倉庫は、自社の更なる物流強化だけではなく、こうした産地支援の一つとして立ち上がる、"ものづくりの基盤ともいえる物流"の支援事業です。複雑化する物流課題の解決を中川政七商店が担うことで、一社でも多くの工芸メーカーの事業発展につながることを願っています。
NKG倉庫
場所:奈良県天理市南六条町 元柳生方39-1
交通:郡山ICより車で3分/JR・近鉄天理駅より車で10分
近鉄二階堂駅より徒歩20分
面積:3400坪(敷地)、2700坪(延べ床)
自社だけでなく他社の物流まで担う、ハイブリット倉庫
NKG倉庫は、中川政七商店の自社商品だけでなく、他事業者の商品を請け負う「営業倉庫」としての機能も有するハイブリット倉庫です。
■自社倉庫
中川政七商店オリジナル商品を製造するための部材管理や資材の管理、袋詰めや検品等の製造における最終工程作業、ギフト包装作業、直営店・EC注文先への出荷梱包作業そして返却商品の検品等、ものづくりの川上から川下までを担います。
■営業倉庫
今後、全国の工芸事業者が販売するオリジナル商品の物流機能として拡大していきます。
■フロア構成
1階は「物流の玄関口」。入庫作業および大量在庫を保管するスペースを配しています。2階は「物流をつなぐ場」。EC受発注業務を行なうオフィスおよび撮影スタジオ、食堂で構成されています。3階は「物流の要」。部品保管、商品ピックスペース、梱包出荷作業、製造の最終工程や検品を行なう作業スペースで構成され、毎日10万個の商品が行き交います。
ヤマト運輸と協業、物流の2024年問題にも取り組む倉庫
「物流の2024年問題」※として知られるように、国内の輸送能力不足が社会問題となっています。ヤマト運輸株式会社と協業したDX施策や物流拠点集約により、ドライバーの待機時間は50%削減・CO2排出量は76%削減に繋がっています(当社旧倉庫比)。
■DX施策
トラック予約システムおよび自動採寸計量器を導入し、ヤマト運輸との業務分担を実施。配達員業務の一部をNKG倉庫が担うことで、ドライバー待機時間削減や作業効率化に繋がっています。
■物流拠点集約
4箇所に点在していた物流拠点をNKG倉庫に集約、また全国約800社の工房からの入庫手配を集約。多数のルートを経由していた輸送トラック数を削減することで、CO2排出量削減に繋がっています。
※2024年4月から自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称。
専用スタジオでクリエイティブ機能も有する倉庫
NKG倉庫に新設する約25坪の撮影スタジオは、古家具やキッチンを配し、住空間を再現。本スタジオは中川政七商店の商品ページや動画、SNSなど、さまざまなコンテンツの撮影に活用していきます。
〈お客様お問合わせ〉
中川政七商店 https://nakagawa-masashichi.jp/
〈プレスリリースへのお問合せ〉
株式会社中川政七商店 広報 佐藤 菜摘
080-3464-4622 kouhou@yu-nakagawa.co.jp