中川政七商店、ロゴデザインをリニューアルし 初の海外出店を計画「日本の工芸を、世界へ、そして未来へ」

「日本の工芸を、世界へ、そして未来へ」
中川政七商店、ロゴデザインをリニューアルし
初の海外出店を計画
1716 年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店は、
この新たな時代を迎え中川政七商店は、「日本の工芸を世界へ」
新ロゴデザインについて
ロゴのデザインは、クリエイティブディレクター水野学氏(good design company)が担当。現行ロゴが誕生した2008年以来、約17年ぶりの一新となります。グローバル市場での可読性を意識し、新ロゴにはアルファベットのブランド名や創業を示す「SINCE 1716 NARA JAPAN」が描かれ、「日本」「工芸」の文字も加わりました。このデザインには、これまで以上に覚悟を持ち、改めて「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを背負っていく意思を込めています。
good design company 水野学氏からのコメント
江戸時代から続く老舗「中川政七商店」に相応しいマークは何かと、
様々な文献を読み漁り、試行錯誤を繰り返し、制作したマーク。
あれから約17年。
成長し続ける中川政七商店と、日本の工芸を元気にするというその志、
そして300年以上も真摯に商いを続けてきた先人の皆様の偉業に敬意を表しながら、
日本の工芸とともに世界へと進出し続ける中川政七商店に
相応しいマークを再編集しデザインを完成させました。
水野学
中川政七商店の海外展開について
2018年より、当社はアジア圏を中心に海外展開を積極的に推進しています。現地小売店での卸販売やECモールへの出店を進める中、2019年には台湾政府機関との協働による初の海外コンサルティングと、大型イベント「大日本市台湾博覧会」を開催しました。コンサルティングプロジェクトでは、台湾の陶磁器産地・
鶯歌(イングー)にある陶磁器メーカー「佳鼎(ジャーディン)」と約1年半にわたり協働し、経営方針の見直しやブランディングを実施。その成果として、2020年に食卓ブランド「KŌGA - 許家陶器品」が誕生しました。ブランドの台湾現地での発表後、クラウドファンディングでは目標売上の約10倍を達成し、大きな注目を集めました。さらに、2021年には日本国内でも販売を開始し、国際的な広がりを見せています。
また近年は、台北・上海・北京・ソウルなどアジア主要都市へとエリアを拡大し、現地のSNSやPOPUPイベントを通じて販路を開拓しています。特に中国発のSNS「小紅書(RED)」では、フォロワー数が16,000人を超え、「ドラッグストア・バラエティストア・免税店」部門のフォロワー数で日本企業として第8位にランクイン※。
2023年からは積極的にPOPUPイベントを開き、23年11月に台北、23年12月には上海と北京、そして24年11月にはソウルで開催。ソウルのPOPUPでは「土鍋」や「茶碗」などの食卓アイテムが人気を集め、即日完売する商品も多く、大きな反響を得ました。
そして2025年以降は、新たなロゴを掲げ、初の海外直営店展開を視野に入れながら、一層の拡大を目指します。これまで培ってきた経験を活かし、日本の工芸を世界へと広げるため、さらなる挑戦を続けていきます。
※アライドアーキテクツ株式会社 中国マーケティングラボ調べ「2024年下半期REDアカウントフォロワー数ランキングTOP10」
〈報道関係者様お問合わせ先〉 株式会社中川政七商店 広報 佐藤 菜摘 080-3464-4622 kouhou@yu-nakagawa.co.jp