赤膚焼 春日御土器師 尾西楽斎
会期:2022年10月29日(土)~11月27日(日)場所:中川政七商店 奈良本店
中川政七商店 奈良本店では「赤膚焼 春日御土器師 尾西楽斎」をご紹介しております。奈良 大和郡山市にある窯元「香柏窯」を拠点に作陶をする尾西楽斎氏。
春日大社や薬師寺、東大寺などに作品を納める赤膚焼を代表する陶工です。
赤膚焼の名前の由来は五条山の別名、赤膚山から来ているとも、赤色に焼ける土の色から来ているとも言われるが、史料に乏しく、諸説あります。
奈良市五条山一帯は、採取する場所によって土の色が変わるといいます。
そのため、これといった定義はなく、土の色合いや釉薬、焼き方にこだわらず、あらゆる焼き物を自在に作ってきたのが特徴です。
近年では、社寺や鹿など奈良の風物をあしらった「奈良絵」の豆皿が人気ですが、豆皿だけでなく日用の器、茶器や酒器、祭器など窯元によって、さまざまな色合いや形の作品が生産されています。
時代の求めに応じて時に神さまに捧げる祭器となり、時に武将の手柄をたたえる茶道具となり、柔軟に進化してきた赤膚焼。「らしさ」や「あるべき」にとらわれず、変わることを常として育まれてきた焼きものです。
「香柏窯」
〒639-1132 奈良県大和郡山市高田町117
℡.0743-52-3323
http://akahadayaki.jp/