東北のものづくり展~山から福がおりてくる~
会期:2023年4月1日(土)~4月23日(日)場所:中川政七商店 渋谷店
私たちの暮らしの根底にある「山があるから水に里が渡り、田畑に流れ、恵が生まれる。」
その山形に根付いた恵の循環が生み出した、山形の残さなければならない文化や伝承、そこに紐づく農家や職人の手業。そこにまつわる民芸品、工芸品、生活雑貨をご紹介しています。
日本一の杉美林があることで有名な金山町の年輪が緻密に揃い木目が非常に細やかで美しい世界で一つだ けのおぼん、千歳山の柔らかい「石」で作られた平清水焼の器、山形鋳物の急須などのテーブルウェア。
かつての戸沢藩御用窯として天保12年に開窯した新庄東山焼の普段使いできるシンプルなピアス、全国で数えるほどになってしまった国産草履面(ぞうりおもて)のメーカー山形県寒河江市の軽部草履さんのお散歩に最適なストレスフリーな履き物など、ファッションアイテムもご用意しております。
山を信仰とした神事があるから文化がうまれ、御先祖様たちが手を動かすことで意味のある民芸品も生まれてきました。そして今、残しておかなければならない文化や伝承の技術、そこに紐ずく手しごとがあります。山形にある、残しておくべき魅力的な「工芸品」をご紹介しています。今回の企画展では、千数百年前から山形県米沢市の笹野地区の農民の手によって受け継がれてきた有名な信仰玩具である笹野一刀彫、山形県の日本海側にある庄内地域で創業間もない張子職人が、山形らしさ、庄内らしさ風土が伝わるように作られた張子、将棋の駒で有名な山形県天童市の縁起物工芸品の代表格、昭和の経済高度成長期には、一家に一台あったと言っても過言ではない左馬(ひだりうま)などの置物。
期間:4/1(土)~4/23(日) 開催店舗:中川政七商店 渋谷店