「織流:中国と日本の裂織布展」 開催のお知らせ
会期:2024年9月4日(水)~9月30日(月)場所:中川政七商店 渋谷店
作家在店:2024年9月4日 13:00-16:00
古代から深い文化交流が続いている中国と日本。この2国で長年にわたり受け継がれ、発展してきた織物の技法「裂織」を活かした現代のテキスタイル作品の展示販売会を開催いたします。
裂織は、布を細く裂いて緯糸(よこいと)を作り、一段一段織り込んで新たな布に再生する技法です。この技法は、かつて物流が未発達だった時代、物資が不足していた地域で貴重な布を最後まで大切に使うために生まれました。
今回の「織流(おる)」展では、衣服を作る際に出た端切れと、中国貴州省の少数民族が脈々と受け継いできた手織り技術を活かしたものづくりをしている「MENGJI NONGGA」の裂織作品を中心に紹介します。
また、中川政七商店が日本各地で育まれてきた染織の技に向き合いながら、暮らしの景色をつくる布を届ける「くらしの工藝布」の裂織作品も併せてご紹介します。
<作家在店>
日時:2024年9月4日 13:00-16:00
MENGJI NONGGAのデザイナーの何燕児氏とキュレーターの高煜氏が中国より来日し、在店します。布づくりに込めた想いや、貴州省でのものづくりの様子について、ぜひお気軽にお尋ねください。(通訳あり)
<MENGJI NONGGAについて>
MENGJI NONGGAでは、洋服を作る際に出る端切れと、中国貴州省の少数民族が脈々と受け継いできた手織り技術を活用して、新しい布づくりに取り組んでいます。
中国で30年以上の歴史を持つファッションブランド「Heyaner 布言布語」のデザイナー何燕児氏が、中国貴州省を旅する中で現地の織物に魅せられたことをきっかけに、その技法を受け継ぐ少数民族の村人と協力し、長年集めた服づくりの端切れをコースターやランチョンマットなどの布小物や洋服に再生しています。
<中国・北京での展示の様子>
今回のイベントに先立ち、2024年7月から8月にかけて、中国北京で「織流」の展示会を開催しました。中川政七商店の「くらしの工藝布」シリーズを中国で初めてお披露目し、多くの方にご来場いただきました。
手織りの技術を継承してつくられる布と、人と機械の対話によりつくられる布。両国で受け継がれ昇華された裂織の文化が、海を越え重なる景色を楽しんでいただけることを願っております。
この機会に是非お立ち寄りくださいませ。
会期:2024年9月4日(水)~9月30日(月)
場所:中川政七商店 渋谷店