法隆寺で知られる斑鳩町の「注染工房」では、伝統染色技法である「注染」で浴衣や手ぬぐいを染めています。古来より伝わる伊勢形紙を使い、職人の技でにじみやグラデーションが美しい染ものが生まれます。
注染は、明治末頃に大阪で発祥した伝統染色技法。生地に形紙を置き、その上から糊を塗り、この生地を重ねた上から染料を注ぐと形紙通りの模様になります。染料の配合と注ぎ方次第で、模様の色合いが決まるので職人の腕が問われます。季節感や奈良らしい風情が伝わる、日本らしい手ぬぐいの数々をご紹介します。
在廊のご案内
日程:4/21、5/4
時間:10:30~17:00
社長であり職人としてもベテランの大森さんが在廊されます。長年にわたって浴衣を中心に染めてきた色彩センスと確かな技術で、有名ブランドのデザイナーからも絶大な信頼得ています。実際に使われている製造の道具や伊勢形紙などと共に、注染のあれこれについてお話を聞きながら、お気に入りの手ぬぐいを見つけてください。
斑鳩の注染手ぬぐい
期間:4/17~5/14
営業時間:10:00~20:00
場所:中川政七商店 近鉄百貨店奈良店 大和路スペース