2019年11月1日、東京・渋谷スクランブルスクエア内にオープンする「中川政七商店 渋谷店」にて、企画展「中川政七商店が残したいものづくり」を開催いたします。
中川政七商店は“日本の工芸を元気にする!”というビジョンのもと、日本の工芸をベースに全国各地800社を超えるメーカーとものづくりを続けてまいりました。
最初のブランド「遊 中川」を1985年に立ち上げて以来、わずか数十年の間にも、暮らしの変化の中で姿を消した日本の工芸はたくさんあります。
私たちが知るその多くは、失われたことがニュースなるようなものでも最後の一つが美術館に飾られるようなものでもありません。でも、一度失うと取り戻せないという意味では同じ重さを持つと断言できます。
全国そこかしこの工場で、工房で、小さな部品にさえ施される丁寧な仕事と作り手の静かな誇りにふれるたび、何とかこれを次の時代に残していけないものかと祈るような気持ちになります。
産地で生まれ、育まれた工芸を使うことで残していく。時代に沿う形に変えていく。作り届けることによって、日本の工芸を元気にする。
私たちのものづくりが、次の100年に工芸を繋げる一助となることを信じて。
渋谷店のオープニングを飾る今回の企画展では「中川政七商店が残したいものづくり」をテーマに、構想段階のデザイナースケッチから試作品、産地での製造風景真など、商品が生まれるプロセスを一挙に展示します。
日程:11月1日(金)-12月3日(火)
時間:10:00-21:00
場所:「中川政七商店 渋谷店」 渋谷スクランブルスクエア(渋谷駅直結・直上)11F