コンロの掃除を劇的に楽にしてくれたクリーナー
原材料は水だけ。なのに汚れ落ちがよく、除菌もできる。本当に?と半信半疑ではあったものの、以前デモンストレーションで見せてもらった、油性ペンの書き跡がみるみる剥がれ落ちていく様子が忘れられず、ものは試しと使ってみたのが1年ほど前。
もともと掃除や除菌にスプレータイプの消毒用アルコ-ルを使っていたので、そんなに使用頻度は高くないだろうと思っていたのですが、いざ使ってみると「これじゃなくちゃ」というシーンが意外と多く、ストックを切らすことなく今も使い続けています。
使ってみて実感しているのが、本当に油汚れがよく落ちること。原料は水だけなのになぜ?と不思議に思いますが、一生懸命説明を読んだ結果わかったのは、水を電気分解するとアルカリ性と酸性の2種類の水に分かれ、The Magic waterはその分かれたアルカリ性の水だけを抽出しているから、ということ。
キッチンの油汚れや手垢など身近な汚れの多くは酸性のため、アルカリ性の水と触れると中和作用が起きて汚れが落ちるようです。ただ、あくまで原材料は水だけなので空気にふれると徐々にアルカリが中和されて普通の水に戻るため、まな板の除菌や子どもが口に入れるおもちゃ、ペット用品にも使えるくらい安心、というわけです。
それを踏まえ、私が主に使っているのはキッチン周りです。
中でもこれは手放せない!となった1番の理由がコンロの掃除を劇的に楽にしてくれたこと。コンロを使った調理の後、五徳を外して全体にざっとスプレーしてそのまま食事。食べ終わる頃には汚れが浮いているのでそれを拭き取ると、嘘みたいにさっぱりときれいになります。アルコールのようにすぐに揮発してしまわないので、油汚れだけでなく乾いて硬くなった汚れもゆるみ、軽く拭くだけでつるつるに。洗剤のように泡が残ることもなく、拭き残ったとしてもやがて水に戻るので2度拭きもいらず、本当に楽ちん。ついでに、という感じでコンロ周りの壁や操作パネルも掃除できるのでキッチンがきれいな状態が続いています。
また、電子レンジや炊飯器、冷蔵庫の扉など洗剤が残ると嫌なものの掃除にもよく使っています。吹きつけて30秒~1分ほどそのままにしておくと除菌されるとのことなので、それも安心材料になっています。以前はアルコールを吹きつけたふきんで拭いていたのですが、アルコールはプラスチックやアクリルを白く濁らせてしまうことがあって、他に何か…と探していたのがThe Magic Waterにより解決しました。
他には犬のクッションの除菌・消臭や、アクリル製のトイレトレーの拭き掃除、夏には蚊取り線香入れの蓋についたヤニを落とすのにも重宝しましたし、ホコリがまいてベタついたペンダントライト、リモコンやドアの把手にも…。と、使っているシーンを思い出せばキリがないくらい、あちこちで活躍しています。
ひとつ失敗だったのが、最初に説明をあまりよく読まずに無垢のアルミを使ったトースターの内部に使ってしまったこと。幸いこのときは見た目に特に変化はなかったのですが、無垢のアルミはアルカリ性に弱く、変色や腐食の原因になるようです。アルミ鍋に酸素系漂白剤を入れて見事に変色させてしまったことをきっかけに「あれもまずかったのでは?」と気がついたのですが、それからは初めて使う素材は使っていいかどうか確認しながら使うようにしています。
原材料は水だけ、と言ってもアルカリ性のものなので何でもこれでOK!というわけではないのですが、とにかく今のところコンロ掃除に使うクリーナーでこれに変わるものがありません。ボトルのデザインもよく、掃除しているのに何となく気分が上がるところも大好きです。これからもストックを欠かすことなく、使い続けようと思っています。
編集担当 辻村