炊きたてに戻る陶器のおひつ
わが家のごはんは、土鍋で炊いています。朝は高校生の息子のお弁当用、夜は晩ごはん用、というタイミングで炊いて、
残ったごはんはすぐに冷凍庫へ。実は、この冷凍するということに、
なんだかずっともやもやした気持ちを持っていました。
たとえば夜に炊いたごはんは翌日の朝のお弁当用にすぐ解凍します。風味を保つためとはいえ、
数時間後に温め直すものをその都度冷凍するのはちょっと残念かも。
そんな風に感じていたとき、この「陶の飯びつ」に出会いました。
それまで、保存といえばプラスチックの容器を使うのが当たり前だった私は、「そんなに違うものなの?」と半信半疑で試してみたのですが・・・「そんなに違いました!!!」
プラスチックのものでごはんを保存した場合、温め直したら内側に水分がびっしり。
蓋を開けたら水滴が落ちてくるほどでした。
ほかほかになるまで温めると素手で持てないくらい熱くなるし、底部分のごはんはベタッとしてしまう。
それに比べて「陶の飯びつ」を使ってみたら、蓋を開けた瞬間ほかほかの湯気が立ち上がり、
まるで炊きたてのような粒のたったごはんが出来上がるのです。
温めの目安は、500Wで3分間。
これで中はしっかりと熱くなっていて、一方で外側はちょうどあったかいくらいの温度になっているのにも
驚きました。
内側に水滴も付かず、ごはんがこびりつくこともなく、抜群の状態を保っています。
「陶器ってすごい!!」しみじみと感動したものです。
サイズは2種類。約1合用の「こぶり」と1.5合用の「ふつう」があり、どちらも持っていて使い分けています。
夜炊いた時は「こぶり」サイズにお弁当用のごはんを入れたり、朝炊いた時は「ふつう」サイズに晩ごはん用を入れたりといった具合。
できれば炊きたてをお弁当に入れてあげたいけど、ちょっと明日は起きるのがつらいなと思った時も、飯びつのおかげで美味しいごはんを用意できるという、心強い朝の味方ができました。
編集担当 宮浦