食べ物で染めたふきんで、食べ物を包みたくなりました
中川政七商店の花ふきんは、ふきんとして何年も使っている我が家の台所の定番アイテム。ふきん→台拭き→雑巾と3段階で使うのはもちろん、蒸し物に使ったり、お弁当を包んだり、それはそれは、
お世話になっています。
この野菜や果物で染めた花ふきんは、やはり最初はパッケージの絵柄に目を惹きつけられますが、ふきんを
じーーっと見ていると、どこか土を感じる色に思えてきて、大地に溶け込む色ってなんだかほっとするなと思ったり。
そうすると、ふとこのふきんで野菜を包んだら素敵なんじゃないかと思いついたのです。
かや織だから通気性も良く、汚れたら洗えるし、風呂敷みたいに大判だからバッグのようにして、野菜の保存に
ぴったりなのでは!と、早速使ってみました。
あえて糊を落とさずにパリッとしたまま使って、野菜がほんのり透けて見える様子を楽しんでいます。
我が家は、畑で採れた野菜を友人宅に持っていくことが多いのですが、最近スイカが実ってきたので、
今度ふきんで包んで持っていったら、ふきんもスイカも両方手土産になって喜ぶはず!と企んでおります。
おまけですが、このかぼちゃを包んでいるのは「赤かぶで染めた花ふきん」なのですが、なぜ赤かぶなのに緑?って
思いませんか?もう不思議で不思議で。
デザイナーに聞くところ、植物はそれを彩っている色の色素をどこにでも含んでいるらしく、
簡単に言いますと赤い皮からでも緑の葉の色を抽出できるそうなんです。もちろん赤い皮から赤を抽出
できるんですが、今回は緑が綺麗だったので、そちらを使ったということでした。そういえば、
桜も幹の皮から桜色が抽出できるんですよね。
何度聞いても植物の不思議に「ほほぉ~」と感心するばかりなんですけどね。
編集担当 平井