緒方恵
執行役員/Chief Digital Officer
中川政七商店のWEBデジタル領域を統括管理し、会社をより成長させる一助となることをミッションに2016年中途入社。
具体的には、
・WEBサイト
・ソーシャルメディア
・ネットストア
・(基幹などの)システム
・新規デジタル施策
の開発・運用を行ってます。
入社にあたり「WEBデジタル領域を統括運用するためにまず組織編成を見直したい」ということを社長に提言したのですが、その編成案が即採用されすぐに適用された時はとても驚きました。こんなスピード感で意思決定・実行が為される会社があるのかと。
そのスピード感の背景にあったのが、社長が感じている「工芸への危機感」。
中川政七商店では「日本の工芸を元気にする」を旗印に全ての活動を決定・実行している会社なのですが、その中の取り組みのひとつとして自社の成長ノウハウをコンサルティングという形で外部に提供するということをしています。
しかも、そのノウハウはそのコンサルティング先企業から、その産地全体に共有してもOKということにしている。
ただ、それでもコンサルティングができるのは年に数社。
一方、日本全国には300近い産地があり、そこにさらにそれぞれ数百の企業があります。
そうなると、仮に1社にコンサルティングを行うことでその企業や産地自体が元気になったとしても日本全体で捉えるとスピード感は決して良くないと考えているとのことで、そうなるとむしろ私が「圧倒的なスピード感」だと思ったような速度でも実はまだ足りず、もっと早くなければならないのです。
「いいと思ったことはすぐにやるべき」
「やったことがないことにも積極的に挑戦しなければならない」
と言われ、なるほどと思いました。
そして、会社全体がそれを本当にやり切ろうとしていることを入社してすぐにこうして体験することができたのはありがたいことでした。
WEBデジタルの領域は日々新しい技術や手法が生み出される領域です。
私の仕事はその中から日本の工芸を元気にするものをピックアップし、スピード感を以てドンドン組み込んでトライ&エラーを積み上げて成果を上げていくこと。
「デジタル×工芸」
とてもエキサイティングなフレーズだなと思っています。
仕事は「誰とやる」こそがなによりも大事だと思っている人間だったのですが、心から共感できる「なにをやる」も併せて得ることができて、幸せものだなと思っています。
あとはとにかくやるだけです。
日本の工芸をもっと便利に、もっとエキサイティングにするために。
2017-02-20