日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
2020-10-15
マスクに干渉せず、運動時にも快適です。めがね素材で出来た「Sur」のイヤーカフ
ブランド:sur
福井県・鯖江に移り住んだ若手によるデザインユニット。その土地の文化や技術を“継ぎ”、“次”の時代に向けた新しい関係性を“接ぐ”という思いで、眼鏡や漆器の技術を生かしたものづくりを行っています。 Sur(サー)は眼鏡の素材に新たな価値を見出したアクセサリーブランド。 端材活用をきっかけとし、福井県鯖江市の眼鏡工場で作られています。 肌になじむ透明感とシンプルなデザインで、眼鏡のように毎日身に付けたくなることをコンセプトに制作。 surplus(余剰)から由来するブランド名は、アクセサリーの生まれたきっかけと垣根を超えるという思いが込められています。 根付く技術と素材から広がる可能性をお楽しみください。体を動かそう、と週末と平日の週二回、マシンピラティスに通いはじめました。せっかくなら汗をかく時でもちょっとおしゃれしたいなと思い、手に取ったのがSur (サー) のイヤーカフです。
動いても安心。マスクにも干渉せず快適です
ピアスはつけず、いつもはイヤリングですが、体を動かす時には取れてしまいそうなのが心配でした。イヤーカフなら耳にしっかり固定されるので安心です。マスクに干渉せず楽しめるのも気に入りいました。
色は持っている服に合わせやすそうなべっこう(カラー名:デミ)をセレクト。素材はセルロースアセテートという植物由来の樹脂で、軽いので長時間つけても疲れません。金属ではないので汗をかいても気にせずつけていられます。これも運動時に嬉しいポイントでした。金属アレルギーの友人にも勧めてあげたいです。
使いやすさの秘密はめがね素材にありました
実はセルロースアセテートはめがねのフレームに使われている素材です。Surを手がけるTSUGI (つぎ) さんは福井県鯖江市(さばえし)に拠点を持つデザイナー集団で、日本一のめがね産地である鯖江の素材をアクセサリーに活かしています。そうした背景を知ると軽さや肌馴染みの良さも納得ですし、思い入れを持って身につけられるのが嬉しいです。
サイズは大小あって色展開も取り入れやすい色が多いので、組み合わせて付けても面白そう。普段使いに、手持ちのアクセサリーとコーディネートしても楽しいなと思います。これからの季節は暗めの色味の服が多くなるので、パッと映えるような黄色や青を試してみようか、サイズ違いでべっこうを買い足そうか、悩みどころです。
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