日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
2020-10-05
シンプルなようで他にない、つぶのつき方が魅力です。builderinoの「つぶラインピアス」
ブランド:builderino
小さなパーツをロウ付けで手間暇かけて組み立てる職人の技が生きるハンドメイドアクセサリーピアスはその日の予定や気分に合わせてつけ替えるのが楽しみで、いくつか持っています。
builderino (ビルダリーノ) は、今までつけてきた中でも服を選ばず、いろいろなシーンにつけられる楽しさ、使いやすさを感じました。
フォーマルにもカジュアルにも合う、つぶのつき方に注目
作り手のマルタカさんは、東京の墨田区にある1925年創業のアクセサリーメーカー。大日本市の展示会場にはいつもbuilderinoのいろいろなシリーズが展示されていますが、中でも私が気に入ったのが「つぶ」シリーズの「つぶラインピアス」です。シンプルな形なのでフォーマルな場にも合うのですが、よく見るとつぶのつき方が均一的でなくユニークです。Tシャツのようなカジュアルな服に合わせてもワンポイントになるのが気に入っています。
パーツは一点一点、職人さんの手で
実はこのつぶつぶは一点一点、職人さんが手作業でロウ付けして仕上げています。あえてランダムにつけるには、高い技術が要るそうです。これが「小さな棟梁」を意味するブランド名の由来で、大日本市の会場ではいつも必ず、小さな棟梁たちのフィギュアがアクセサリーと一緒にディスプレイされています。
軽くて一日中負担になりません
つけてみてもう一つ嬉しかったのは、軽くて一日つけていても耳が痛くならなず、全く負担に感じないことです。展示会などイベント対応中で慌ただしい時や、出先で長時間つけるときにも、すごくありがたいですね。色ははじめシルバーを手に取りましたが、今はゴールドもいいなと思っています。
白や黒の無地の服を着ることが多いのですが、シンプルな洋服でもパッと華やかにしてくれそうです。
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