日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
2020-12-04
フィルターを使い分ける楽しさをしりました。LOCA 有田焼のセラミックフィルター
ブランド:LOCA
400年の歴史を持つ有田焼から生まれたペーパーレスのコーヒーフィルター。ミクロン単位 の無数の穴がえぐみや雑味を70パーセント除去。いつものコーヒーがすっきりとまろやか にグレードアップします。伝統工芸を現代のライフスタイルに合わせて昇華させ、おいし さとサスティナビリティを両立したセラミックフィルターです。一日三回はコーヒーを飲みます。会社では紙、自宅では麻のフィルターを使っていましたが、このフィルターで飲むと今までと全く違う味わいがあって新鮮でした。
紙タイプを基本にすると、麻フィルターはよりコクが出る印象。逆にこのセラミックフィルターで淹れると、さっぱりとフレッシュな味わいです。余計なものがなく、その分香りが引き立って、クリアに豆の美味しさが伝わってきます。
違いの理由は素材にありました。有田焼でできたフィルターにはミクロン単位の無数の穴があり、えぐみや雑味を70パーセント除去してくれます。淹れる時にも紙や麻のようにへたらず、抜群の安定感です。
コーヒー独特の油分をあまり感じないので、飲みたいけれどもたれそう、という時や、起き抜けで胃が空っぽな時の一杯にもいいかもしれません。
もともと重めのコーヒーが好みでしたが、このフィルターに出会って、道具を使い分けて香りや味の変化を楽しむのもいいなと思うようになりました。気持ちの切り替えにもなります。
こちらは形違いのラウンドタイプ
それぞれのフィルターに合う淹れ方や、豆の種類や挽き方の違いを楽しむなど、楽しみが広がっていきそうです。
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