日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
2020-11-13
石鹸いらずで朝晩の洗顔に活躍します。益久染織研究所の洗顔クロス
ブランド:益久染織研究所
大地のめぐみで育った棉(わた)を、綿(めん)の持つ本来の柔らかさを 手紡ぎやガラ紡のもつレベルの手仕事のよさで大事にします。 手作業を大事にするわれわれの仕事は、いわば80%の完成品であり、 残りの20%は使ってもらう中で段々と味が出てきて肌や手になじみ、 身体と一体となることで完成品となりました。朝の洗顔は、油分を持っていかれる感じがして洗顔料を使うのが苦手でした。でも夜に塗ったクリームは落としたい。その両方を解決してくれたのが、洗顔料なしで洗える益久染織研究所さんの洗顔クロスです。
水を含ませて肌をマッサージするように使うと、ガラ紡糸のやわらかい生地が肌に気持ちよく、必要な油分は残しながら肌をさっぱりと洗えます。洗顔料は付ける場所、付けない場所を分けるのはなかなか難しいですが、これは皮膚の薄いところは力の掛け方をやさしくしたり、自分で落とし方を加減できるのが気に入りました。
夜はクレンジングとこの洗顔クロスを使います。以前は週に一度ピーリングをやっていましたが、洗顔クロスを使うとつるんと一皮むけた感じになって、化粧水の浸透も良いように感じます。スクラブやピーリングが苦手な人にも良いかもしれません。
風通しの良いところにおいておけば乾きも早いので、朝干しておけば夜もそのまま使えます。2枚入りなので洗い替えしながら使えるのも便利です。
体を洗う時にも、同じく益久さんのガラ紡糸のミニタオルが活躍します。一般的なボディタオルは肌あたりがフワフワのものとガシガシしたものとありますが、これはちょうどその中間。肌あたりがとても心地よく、洗顔と同じで余計な油分が持っていかれない感じです。
私はボディソープで洗った後に使っていますが、こちらも石鹸なしで使えます。お風呂上がりのボディクリームも浸透しやすくなった感じがして、乾燥する季節には、洗顔クロスと一緒に益々重宝しそうです。
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