産地のうつわ「豆皿」
産地のうつわ「豆皿」
有田、九谷、瀬戸、益子…日本はせまいながらも焼き物の宝庫。産地によってそれぞれ得意なことが違うから 産地を知ることは、好きのありかを探す手がかりにもなります。 今までえらばなかったうつわも、豆皿ならチャレンジできるかもしれない。小さなうつわで、季節感を気軽に取り入れてみる。暮らしに少しの彩りを添えてみる。まずは小さな豆皿から 、日本のうつわを知る。えらぶ面白さ、集める愉しさを体験する。そんなお手伝いを、中川政七商店がさせていただければと思います。
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益子焼の豆皿
益子で長くつくられてきた「砂皿」を元につくった豆皿です。益子焼の伝統を受け継ぐ和田窯とつくりました。厚みがある皿は丈夫で割れにくく、ぽってりとしたあたたかみのある表情も魅力です。
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小鹿田焼の豆皿
大分県北部の日田市でつくられる小鹿田焼。赤土の素地に化粧土や釉薬を使って装飾を施されており、素朴であたたかく、力強さもある佇まいが魅力。この地を訪れた柳宗悦やバーナード・リーチが「用の美」を体現したこの焼き物を賞賛したことで、全国的に名前が知られるようになりました。
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波佐見焼の豆皿
江戸時代から続く庶民の磁器食器の産地・長崎県波佐見でつくった波佐見焼の豆皿。絵柄は一つひとつ手で施され、伸びやかな筆跡や微妙な呉須の濃淡に手描きならではのあたたかみと力強さが感じられます。
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信楽焼の豆皿
日本六古窯の1つに数えられ、「土と炎の芸術」といわれる信楽焼。味わい深い趣が、使うほどに愛着を増す焼き物です。板状にした粘土から形を作る「たたら成形」でつくった皿に、3種類の釉薬を合わせて仕上げました。いずれも日常使いにふさわしいあたたかな表情をたたえています。
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有田焼の豆皿
創業から250年以上焼き物を作り続けている老舗窯元「梶謙製磁社」とともに、素地に青のみで絵付けをした染付の豆皿をつくりました。縁起のよいモチーフを、一つひとつ手描きで表現。さりげない濃淡や細やかな線が、職人の手仕事ならではの味わいです。
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越前漆器の豆皿
1793年より福井県の塗師屋として活躍してきた「漆琳堂」でつくった豆皿。ひとつらなりで途切れない刷毛(筆)の跡を残す「刷毛目」という伝統技法で仕上げました。塗師の手運びが線筋となってあらわれる粋な塗りで、技を問われるもの。古くから割烹食器や茶道具などに使われてきました。刷毛目の凹凸により傷が目立ちにくいのも魅力です。
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津軽びいどろの豆皿
1949年、漁業用の浮玉(うきだま)製造からスタートした青森の北洋硝子に中川政七商店が別注した、「津軽びいどろ」の豆皿です。ガラスの種を落とした型を高速回転させ、遠心力によって成形する「スピン成形」という方法でつくられた豆皿は、形に微妙な揺らぎが出るのが特徴。
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豆九 角型小付
九谷焼は本来、職人が筆で絵を描きますが、あらかじめ印刷された文様をシールのように器に転写し、製品を量産する方法があります。九谷焼を身近なものにするための技術ですが、逆に転写でしかできない表現ができるのも魅力です。
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