中川政七商店の麻
中川政七商店の麻


三〇〇余年、麻とともに歩んできた、中川政七商店。私たちが伝えたい、うつりゆく季節や暮らしに寄り添う麻の魅力を、衣にのせてお届けします。
毎月の麻
麻といえば夏のイメージが強いですが、冬のコートに春のワンピースにと、実は一年を通じて楽しめる素材。毎月その時季にぴったりな素材を選び、四季折々の麻を展開しています。
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3月の麻:綿麻の畝織
3月は「春分」。おだやかな陽がここちよく、草木の息吹を感じる月。ようやく訪れた春、軽やかに着られる麻の服をつくりました。やわらかさとさわやかな肌触りを併せ持った生地感は、これからの季節、夏にかけても心地よく着ていただけます。
定番の麻
麻を用いることにより、日々の暮らしに心地好く寄り添う衣に仕立てた中川政七商店の定番服。長く愛用いただけるシンプルなデザインと、麻ならではの風合いや表情をお愉しみください。
麻のデニムパンツ
デニムらしい厚みがありながら綿のデニムより薄手で涼しい着心地の「麻のデニムパンツ」。最初からやわらかくて、くたっとした生地感がこなれ感を醸し出してくれます。最近デニムを履かなくなったなという、大人の女性にも履いてほしい一本です。
「麻のデニムパンツ」読みものはこちら麻布Tシャツ
製品染めならではの洗いざらしの風合いがあり、シャリ感のあるさらりとした肌触りの麻100%生地。 暑い季節も肌にまとわりつかず、よく風をとおし汗をかいても速乾性があるので、心地好い着心地が続きます。
※時期により、販売のない場合もございます
手織り麻を使ったフリルシャツ
全体には上質なリネン素材を使用し、前立てと衿、装飾部分に手績み手織りの麻生地を使いました。シンプルながらも、丸衿とフリルが女性らしくやわらかな印象を与えてくれます。
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これまではのれんなど、和のものに用いられることの多かった手績み手織り麻。
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服にも生かしたいと今の暮らしへの馴染ませ方を考えて、シンプルなシャツにフリルやタックという象徴的な使い方に至りました。人の手で織られていればこその温かみや存在感を表現しています。
麻の魅力をひもとく
長年にわたり、人々の衣生活を支えてきた麻。昔も今も、愛される麻の魅力を改めてご紹介します。
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優れた吸放湿性
一年を通して呼吸している素材ともいえる麻は、夏はさらりと着られて、冬は空気を含みあたたかく着られます。
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上品なツヤと、洗いざらしでも様になるシワ感
麻生地特有のツヤ感で、カジュアルなアイテムも上品で大人っぽい印象に。 また、アイロンなしでも様になるシワ感も麻ならでは。洗いざらしでもそのまま着られます。
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経年変化の楽しさ
もとはハリのある生地感ですが、だんだんなじんでやわらかくなるのも麻の特徴。生地を育てる楽しさを感じられます。
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高い洗濯性
汚れがつきにくく落としやすい麻は、実は扱いやすい生地。多くの場合、自宅でのお洗濯も可能です。
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異素材との相性のよさ
他の素材と混ぜて糸を紡いだり、素材の異なる糸と交織しても麻の特性が失われず、むしろ新しい風合いを生み出したり、お互いを活かしあえたりするような素材。中川政七商店でも、綿やウールなどさまざまな素材と組み合わせながら、季節や暮らしに寄り添う生地を企画しています。
中川政七商店と麻
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中川政七商店創業の地・奈良は、かつて麻織物の一大産地でした。独自の晒技法で全国に広く知られていたのは純白の美しい麻織物「奈良晒」。1716年、中川政七商店はそんな奈良晒を商いとして創業したのが始まりです。
中川政七商店の原点である「手績み手織り麻」。現在も手仕事で行われる製造工程や、代々守り継いできた麻への想いをご覧ください。
創業から300余年、世の中の主流は綿素材や化学繊維に変わりましたが、現在でも中川政七商店では当社のルーツである様々な麻の織り物や編み物を使用した衣服を作っています。
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