「福豆を、どうぞ」

まるで節分の豆が飛び出してきたようなこのこけしは、群馬県榛東村にある創作こけし工房「卯三郎こけし」で生まれました。群馬県の山間部、利根・吾妻は、創作こけしの一大産地。そこで採取された原木を用いて、一つひとつ丁寧に職人が手作りしています。ロクロで削り、磨き、絵付けや彫刻を施す。小さな中にも多くの工程があり、職人の技と心が込められた一品です。

特徴的なのは、節分の豆を模したデザイン。色も形も節分の豆にそっくりで、そのユニークさが目を引きます。ちょっぴり怒ったような、でも愛嬌のある顔は、見る人を楽しくさせ、節分の季節を一層盛り上げる表情です。

節分は「鬼は外、福は内」と豆をまく行事ですが、鬼には魔除けや厄除けの意味もあるとされています。 そのため、厄除けの鬼として、また福を呼び込むお飾りとしてもおすすめです。