中川政七商店では、環境負荷と廃棄物削減のため、商品パッケージのプラスチック削減を進めており、ふきんの透明袋を廃止しました。
商品の特徴
※こちらの「WEB限定商品」又は「WEB限定カラー・柄」につきましては、直営店でのお取扱い・お取寄せは行っておりませんので、ご了承ください。
「塩壷」とおそろいで使いたい砂糖壷
日本の六古窯に数えられる常滑の地で3代続く窯元「山源陶苑」と共につくった砂糖壷です。ロングセラーの「塩壷」と並べて使えるように、同じ窯元でデザインやサイズ感を合わせてつくりました。
砂糖が固まらないよう、内側に施釉
見た目に大きな違いがないのなら、塩壷に砂糖を入れればよさそうなもの。けれど、塩は湿気で固まってしまうのに対し、砂糖は乾燥で固まってしまう性質を持っているため、陶器の吸水・放湿性を利用して塩をサラサラに保っていた塩壷に砂糖を入れると、逆に固まりやすくなってしまいます。そこで、砂糖壺は外側の質感はそのままに、内側に湿度を保つ釉薬を施しました。それでも砂糖が固まってしまった場合には、蓋の裏に少し水を含ませることでサラサラの状態にもどすことができます。
砂糖と塩を間違えないための蓋裏の印
釉薬をかけていても、見た目や手ざわりの違いはほんのわずか。だからこそ2個並んだときにすっきりと見えるのですが、砂糖と塩を間違えしまってはいけません。そこで、砂糖壷は蓋の裏に見分けるための四角のくぼみをつけました。使う時に目に入りやすい場所なので、調理の流れの中でさっと確認できます。
キッチンでもテーブルでも活躍するサイズとデザイン
色は塩壷と同じ「白」「グレー」の2色をご用意しました。キッチンに出しっぱなしにしておいても気にならないすっきりとしたデザインが魅力なのは塩壷と同じ。塩壷と一緒に並べるのがおすすめですが、もちろん砂糖壷単体で使っても。テーブルの上に出しても違和感がなく、お茶の時間にも活躍します。
【砂糖のはなし】
<砂糖が固まる原因>
砂糖は仕上げとして、さらさらの状態を保つため、糖蜜(水分)を吹きかけけて製造されています。
保存するうちにその水分が抜け、砂糖が乾燥する事で、砂糖の粒同士がくっつきやすくなり、固まってしまう。<砂糖の種類>
1.精製糖
原料の絞り汁から、不純物を取り除いた上澄みの液を煮詰めて結晶化させてつくられる、純度の高い砂糖。一例)
一例)
・グラニュー糖 (一番目に取り出した結晶。世界で最も使用量の多い砂糖。)
・上白糖 (グラニュー糖の結晶を分離させあとに残った糖液で、再び結晶化させてつくられる。日本で最も多く使用されている砂糖。日本固有の砂糖で和食には欠かせない調味料。)
・三温糖 (上白糖の結晶を分離させた後に残った糖液で製造される。日本固有の砂糖。)
2.含蜜糖
原料の絞り汁を煮詰めて作った砂糖。糖以外の成分も残したまま作られているので、ミネラル分を多く含んでいる。
・黒砂糖 (サトウキビの絞り汁からゴミなどを取り除き煮詰めて作られる。)
・きび砂糖 (サトウキビの絞り汁を、黒糖よりも精製した状態で、煮詰めて粉末化したもの。)<砂糖の性質>
砂糖は湿度に影響を受けやすく、塩とは逆に乾燥する事で固まってしまう性質があります。 特に本体に糖以外のミネラル分が多く残っている『含密糖』に分類されるものは、より湿度の影響を受けやすいとされています。
砂糖が固まらないように保管する為には、湿度の影響を最小限にする必要があります。<常滑焼の砂糖壷のこと>
なぜ、常滑焼の陶器素材で砂糖壷なのか?
・日頃お料理する中で、砂糖の容器は片手で開け閉めができる容器が良い。
・もし固まってしまっても、砂糖をサラサラに戻すことができる。陶器特有の性質を利用して蓋に水分を含ませ、ゆっくりと調湿させることができるため。**固まった砂糖で試してみました**
上白糖ときび糖を低湿の環境で保存すると固まりました。
砂糖壷の蓋を1分ほど水に漬けます。蓋が小さじ1ほどの水を吸収します。
表面に付いている水を拭き取るとしっとりした状態になっています。蓋をして2時間ほど放置します。
(※蓋の水が直接砂糖につくと砂糖が固まるので、表面の水は残さず拭き取ってください。)砂糖壷内部が加湿され、砂糖が使いやすい状態に戻りました。(写真ではきび糖ですが、上白糖も同じように固くなくなっていました。)
冬の乾燥する時期や、置いている場所が乾燥していて、蓋に吸水させただけでは戻りにくい場合は、壷ごと水に漬けてみます。(この時、内部に水が直接入らないように気をつけてください。)
1分ほど漬けると壷自体が大さじ1ほどの水を吸収します。
砂糖壷を水から出して周りの水滴を軽く拭き、そのまま2時間ほど放置すると内部が加湿されて砂糖が使いやすい状態に戻りました。※ご注意いただきたいこと
広くよく使われている、グラニュー糖・上白糖・三温糖といった『精製糖』を対象としています。
そのため、湿度や環境に影響を受けやすい『含蜜糖』に分類されるお砂糖は、ご使用いただけないわけではないのですが、環境によっては調湿させてもすぐに固まってしまう可能性がございます。
上記のように調整いただきながら見守っていただくか、常にサラサラに保存するためには、湿度の影響を受けない素材、且つしっかり密閉できる、蓋つきのガラス瓶のような容器で保管されることをおすすめします。※よくあるご質問
●油が飛んでしみがとれなくなってしまった
素焼きの陶器のため、水だけでなく油も吸い取ります。
手にハンドクリームが残ったまま触るとその油分も吸い取ることがあります。 吸い込みが強いため、洗う際に洗剤を付けて洗う事が躊躇われる場合は、油汚れに相性のよい重曹を入れた水を鍋に入れ本体を煮洗いすると、お湯で洗うだけよりも汚れが落ちやすくなります。
●砂糖を入れたらすぐに固まってしまった
本体が水分を吸いこむ性質があるため、乾燥している時期に、砂糖を入れると砂糖の水分を吸いこんでしまって固まってしまう可能性がります。
乾燥している時期に砂糖壷を使い始めていただく場合は、洗った後に表面の水分が乾く程度に乾かしていただき、本体にまだ水分が含まれているくらいの状態で使い始めていただくと、出だしの水分の吸い込みすぎを防ぐことができます。(水が溜まっていたり、水滴が付いている状態では逆に固まってしまうためご注意ください。)特集・読みもの
サイズ / スペック
商品リニューアルについてのお知らせ
商品名 ご購入いただいた商品がオンラインショップの販売名と多少異なる場合がございます。中身の商品は同一の物となりますので、ご了承くださいませ。 商品詳細
素材 陶器 容量 約330ml 重さ 約300g 商品サイズサイズガイド
サイズ 直径 高さ - φ9 8.5 単位:cm
取り扱いのご注意
お取り扱い上のご注意
保存する砂糖のご注意 グラニュー糖・上白糖・三温糖などの「精製糖」を対象としています。尚、黒砂糖・きび砂糖などの「含蜜糖」に分類される砂糖も保存可能ですが、温度や環境に影響を受けやすいため、調湿させてもすぐに固まってします恐れがあります。ご理解の上、ご使用ください。
※ミネラル分の多いお砂糖の場合、固まる場合がございます。砂糖が固まってしまったら ※冬の乾燥した時期などに、砂糖が固まってしまった場合、以下の方法で戻すことができます。
(1)蓋を水に湿らせ、軽く拭き水滴をとる
(2)蓋をする
※蓋の水滴が直接砂糖に付くと砂糖が固まるため、表面の水気は残さず拭き取ってください。油染みが付いてしまったら ※素焼きの陶器のため、水だけでなく油も吸い取ります。
※吸い込みが強いため、洗剤をつけて洗うことが躊躇される場合は、重曹を入れた水を鍋に入れ、本体を煮洗いすると、お湯で洗うだけよりも汚れが落ちやすくなります。
※固まりの原因となりますので、風通しのよいところで完全に乾かし切ってからご使用ください。製品のお取り扱い 【ご使用前】
※必ず水かぬるま湯で洗ってください。
※目止めは不要です。
※乾燥した時期に使い始める場合、上の(1)(2)同様の方法で(蓋を水に湿らせ軽く拭き取り、そのまま蓋をする)保存していただくことをおすすめします。
【ご使用時】
※食器洗浄機、電子レンジ、オーブン、直火の使用はお避けください。
※油が染み込みやすいのでご注意ください。
※湿気の多い場所での保管は避けてください。保存環境によっては砂糖が固まることがございます。
※急激な温度変化に弱いため、急熱急冷は避けてご使用ください。
※長期間使用し機能が落ちたと感じた場合は、水またはお湯で洗い、よく乾燥させてからお使いください。
【ご使用後】
※研磨剤入りの洗剤・金属たわし等で強くこすると傷がつくことがあるため柔らかいスポンジで洗ってください。
※粗い土を使った陶器は特に吸水性が高いため、長時間のつけ置き洗いはお避けください。
※カビやシミ、湿気を防ぐために、洗った後は柔らかい乾いた布で拭き、よく乾燥させてから風通しの良い所で保管してください。
【その他】
※用途以外でのご使用はおやめください。
※強い衝撃による欠け、割れにはご注意ください。
※ひびや亀裂が入った時は安全のためご使用をおやめください。
※手仕事で仕上げていますので、色・形に個体差があります。
※表面の一部が変色していることがありますが、土の特性によるものですので、品質に問題はありません。