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花をイメージした先染め生地のホタテ形扇子

先染め織物の産地、兵庫県西脇市で織り上げたカットドビーの生地を使用した扇子。糸から染めることで色褪せしにくく、花をイメージした色合いを長くお楽しみいただけます。ホタテ貝のような丸みのある形が特徴です。小ぶりで上品にお使い頂けます。

「カットドビー」が生み出す立体的で華やかな表情

ドビー織りは、幾何学模様やストライプ、チェックなど、細かなリピート柄や立体的な表現が特徴の織物。
ドビー織機と呼ばれる織機を用いて、経糸と緯糸の交差する間隔を調整することで様々な柄が織り上げられます。

今回は、高密度の平織りで作ったベースの生地に、格子状にドット模様を織り込みました。さらに、浮かせて織った緯糸をカットする「カットドビー」という方法で房を出し、最後に水に通して洗うことで房を開かせて、カーネーションの花が格子状に咲く様子を表現しました。

格子のマス目は“魔物を見張る”といわれ、魔除けの意味を持ちます。大切な人やご自身の健やかな毎日を願ってデザインしたテキスタイルです。

丸みのある「ホタテ形」がポイント

配色は赤いカーネーションをイメージした薄紅、オレンジのカーネーションをイメージした白茶の2色展開です。 カーネーションは色によって花言葉が違い、赤は母への愛、オレンジは純粋な愛という意味があります。 丸みのある「ホタテ形」がデザインのポイントです。一つ一つ柄の出方が異なるので、お気に入りの１本を探してみてください。