中川政七商店では、環境負荷と廃棄物削減のため、商品パッケージのプラスチック削減を進めており、ふきんの透明袋を廃止しました。
商品の特徴
【ご確認ください】
こちらの商品は、来年2025年9月ごろに「漆とロック株式会社」より発送となります未来が「芽吹く」、ハレの日にもふさわしい漆の器
飯椀、汁椀、おかず皿が三段重ねになった会津生まれのお弁当箱。かつて、武田信玄が好んだとされる“信玄弁当”をモチーフに、現代でも使いやすい佇まいに仕上げました。蓋も兼ねる汁椀の高台部分に埋め込まれているのは「漆の種」。長く使用した後、弁当箱としての役目を終える時が来ても種が残り、そこからまた漆の木が芽吹くかもしれない。そんな未来への希望を込めて、「めぶく」というシリーズ名がつけられています。
木地呂塗り(きじろぬり)の落ち着いた質感が美しく、お正月や節句のお祝いなどのハレの日にもおすすめ。もちろん、普段使いのお弁当箱としてもお使いいただけます。自然の風景ともマッチするため、屋外に連れ出して使うのも魅力的です。国産の木と漆にこだわった、美しい漆器
漆器の素地には、軽くて割れにくい国産のミズメザクラを使用。 その木目の美しさや、埋め込んだ種が綺麗に見えるように、透き通った漆を塗り重ねる木地呂塗り(きじろぬり)で仕上げています。使用する漆は、塗師自らが山に入り、漆掻きをして採取したもの。漆器産業がこれからも続いていくために、できる限り自分たちで取れる材料を使いたいと考えました。
「めぶく」のチームでは、会津で漆の木の植栽活動にも取り組み、将来的には自分たちで育てた漆の木から樹液を採り、漆器を作ったり直したりする計画を進めています。未来に漆の種を届ける“タイムカプセル”
高台に埋め込んだ「漆の種」には「未来でその種が芽吹きますように」という祈りが込められています。漆のコーティングによる保護力は非常に高く、縄文時代の遺跡からきれいな状態の漆製品が出土するほど。それはまさに、時間を超えるタイムカプセルのようであり、その種もまた、未来へ漆をつなぐタイムカプセルと言えます。そんなタイムカプセルに、未来への希望を託した象徴的な商品です。
売り上げの一部は、作り手たちが行っている「猪苗代漆林計画」という植栽活動にも使用されます。また今後、このお弁当箱を購入した方々を対象とした植栽イベントなども開催される予定です。「地産地匠アワード2024」グランプリ商品
地産地匠アワードは、地域に根ざすメーカーとデザイナーがつくる、新たなプロダクトを募集するアワードです。この商品は、全国各地から集まった80点のエントリーの中から、グランプリを受賞しました。審査員のコメントを抜粋して紹介します。
漆の道具がお椀でさえも一般家庭で使われなくなっていく中、漆のモノ作りの生態系をどうやって世界に残していこうかと真剣に考えているチームだと、このタネに込められたメッセージで読み解けました。このお弁当箱がたとえ朽ち果て野に晒されても、埋め込まれたタネから漆の木が生え、漆の可能性は残され開かれている。そんなことを思わせながら使える道具は、地域や歴史をきっと意識させ、漆作りにきっと繋がると思いました。
(大治 将典:手工業デザイナー Oji & Design 代表)
地産地匠アワードについて、詳しくはこちらをご覧ください。国産漆の供給不足に立ち向かう作り手たち
漆器ブランドの企画・運営や国産漆の植栽活動などを行いながら、漆の繋ぎ手・伝え手として活動する「漆とロック」の貝沼さん。塗師でありながら、漆掻きも自身で行う漆器職人の平井さん(今回のお弁当箱のデザインも担当)、郡山市に拠点を置くデザインファーム「Helvetica Design」の佐藤さんらが集まり、未来に漆をつなぐプロダクト「めぶく弁当」を作りました。
めぶく公式サイト
https://mebuku-urushi.jp
めぶくInstagram
https://www.instagram.com/mebuku.bento
サイズ / スペック
商品詳細
素材 木地:ミズメザクラ(天然木)
塗り:漆(上塗りは国産漆を100%使用)重さ 約240g
(上のお椀80g、中の掛子70g、下のお椀90g)容量 上のお椀:約290cc
中の掛子:約170cc
下のお椀:約440cc ※全てすりきり備考 専用箱入り 商品サイズサイズガイド
サイズ 高さ 胴回り 重ねた時 約13.0 12.2 サイズ 高さ 口径 上のお椀 約6.0 12.0 中の掛子 約2.8 11.0 下のお椀 約6.3 12.0 単位:cm
取り扱いのご注意
お取り扱い上のご注意
上手な使い方 ※商品到着後、お使いになる前に、箱から出して1ヶ月ほど陰干ししていただく「枯らし」をお願いしております。
(詳細については、商品の説明書きの内容をご覧ください)
※お手入れは、食器用洗剤と柔らかいスポンジで優しく手洗いしてください。
※水道水のカルキ分が表面に残らないように、洗ってからすぐに水分を拭き取っていただくと塗膜が美しく保たれます。
※自動食洗機、電子レンジ、冷蔵庫での使用はお控えください。(漆器が痛む原因になります)
※直射日光の当たるところや、乾燥の甚だしい場所で保管することは避けてください。
※天然素材を使用し一つ一つ職人が手仕事で仕上げていますので、色合いや風合いに個体差があります。めぐり合わせをお楽しみください。修理について ※漆器は修理が可能です。長年ご使用される中で破損・劣化が生じた場合は、商品に付属の説明書に記載の宛先【漆とロック株式会社】までお問い合わせください。