信楽焼の無垢な土の表情をそのまま楽しむうつわ

信楽で約400年続く窯元、明山窯が提案する、釉薬をかけずに仕上げたGRAIN WAREシリーズのうつわです。無垢な土の質感や色味をそのまま活かし、食卓の雰囲気をまとめてくれます。

シーンや料理に合わせて使いやすいシンプルな形

シンプルな丸い形で深さが異なる3種をご用意。シーンや料理に合わせて、また組み合わせて、幅広くお使いいただけます。

PLATEタイプは取り皿として、またデザート皿として使いやすい形。わずかに縁が立ち上がっているため、持ち運んだり丸みのあるものを載せたりしてもこぼれにくい作りです。
浅めのSサイズのボウルは、パスタや一品料理を盛り付けるのにちょうど良い深さ。カレーや丼ものに付け合わせを載せても安定し、きれいに盛り付けることができます。
深めのLサイズのボウルは、とりわけ用のサラダや汁気のある料理にぴったりの深さと存在感。サラダにドレッシングをかけてざっくり和えるときも下までしっかり混ぜることができます。
また、食器以外にも、フルーツを入れて飾ったり、インテリアとして小物やキャンドルなどを置いたりしても楽しめます。
いずれも見た目ほど重さは感じず、持ちやすく使いやすい大きさです。

見た目と手ざわりで味わう、土の違いと職人の丁寧な仕上げ

シリーズ名の「GRAIN」は英語で“粒”という意味。その名の通り、土の粒を尊重するかのように、釉薬をかけずに土の風合いを生かして仕上げました。その無垢な表情は、素朴でもあり現代的な趣も感じさせます。
3種の色は、それぞれ材料の土によるもの。やわらかくやさしい雰囲気の白土、赤黒く焼きしまった赤土、まだらに混じる鉄粉が個性的な白御影と、それぞれの土の違いをそのまま楽しめます。
一方で、表面は意外なほど滑らかで、きめ細やか。これは焼き上げた後に一つひとつ丁寧に研磨処理をしているため。丸みのある曲面も、職人の手によってしっとりとした心地よい手ざわりに仕上がっています。

※底面も研磨処理してありますが、引きずると家具などにキズがつく恐れがありますので、取り扱いには十分ご注意ください。

江戸時代から続く信楽の窯元が提案する土そのものを楽しむうつわ

作っているのは、滋賀県信楽の明山窯。1600年頃に創業し、信楽焼の歴史と技術を受け継ぎながら新しい技法や表現に挑戦し続けている作り手です。
信楽には、約300万年前の湖底に動植物の死骸や花崗岩の土砂が堆積した古琵琶湖層があり、長石や珪石粒を多く含んだ土は、火色、灰被り、石爆ぜなどと呼ばれる信楽焼特有の窯変（ようへん：色の変化）を生み出しました。現代では他の場所で採れた材料を使うこともありますが、土の風合いを活かした焼き上がりは今も信楽焼の魅力の一つです。
GRAIN WAREは、家具の世界に無垢の木材を活かしたプロダクトがあるように、焼き物でも土の素材そのものを楽めるものを提案したいと作ったシリーズです。

明山窯

日本六古窯の一つである信楽焼の産地で、400年以上にわたり焼き物作りを行う窯元。古くから続く信楽焼ならではの「景色」を大切に、緋色やビードロ釉、焦げの風合いを活かして作られるうつわが特徴です。やわらかで温かな「景色」のあるうつわを、現代の食卓に馴染む形で届けています。

→ブランド紹介はこちら