素材は国産の木材だけ　1本3役の木のトング

桐箪笥の産地、新潟で作る調理用トング。国産のブナ材を、桐箪笥に使われる「挽き曲げ」の技術で加工した独特の形。トング・ヘラ・菜箸の3つの機能を持ち、金属のフライパンや鍋とも相性が良いキッチンツールです。

"つかむ・混ぜる・炒める"を1本で　食材にも鍋にも優しいトング

先が少し細くなり、内側には滑りにくくするための凹凸がついた独特の形。 これ1本でいろいろな調理がまかなえる、細かいところまで使いやすさにこだわったトングです。

食材をつかんで鍋に入れたり、出来上がった料理をお皿に盛り付けたりするのはもちろん、鍋やフライパンの中を混ぜるのにも使えます。細くなったほうは菜箸のように小さいものをしっかりつかんだり、たれを混ぜたりすることも可能。 例えば出し巻き卵は、卵液を混ぜ、玉子焼き機に流し込んでから形を作り、お皿に盛り付けるまでこの1本で完結。 ほどよく力が伝わるためパスタのように滑りやすいものもしっかりつかめます。

すべて木だけで出来ているため、金属の鍋やフライパンへの当たりも柔らかく、傷つけないのも良いところ。1本の板材から出来ているため継ぎ目がなく洗うのも楽で、しっかり乾かせばバネも弱らず長く使えます。 手の届きやすいところに吊り下げておくと見た目にも木のぬくもりが感じられ、毎日使いたくなるトングです。

伝統技法「挽き曲げ」と木材へのこだわり

1本の板を曲げトングの形を生み出しているのは「挽き曲げ」の技術。桐箪笥に使われてきた伝統技法の一つです。 曲げる部分に細い溝を刻み、水やお湯につけながらゆっくりと曲げ、固定することで、トングの形が出来上がります。 伝統技術をベースに数十回の試作を重ね、職人さんの技術と工夫によってトングの肝であるバネ感のある挟み心地を実現しています。

素材は新潟県のブナ材（スノービーチ）。木材の中でも硬くて弾力があるのが特徴です。数多くの木材の中から、木の性質を見極めて選んでいます。

加茂の桐箪笥の技術で木を活かすものづくり

作っているのは、日本有数の桐箪笥の生産地、新潟県加茂にルーツを持つ朝倉家具。木工品の中でも 婚礼家具として複雑で丁寧な加工を求められる桐箪笥を作り続け、伝統工芸士を含む多くの職人を抱える木と家具のプロフェッショナルです。そこで培われた木を活かす技術と知恵を使い、国産を中心とした木材にこだわって作った現代の日用品のブランドがASAKURA。古き良き技術で木の魅力を引き出し、唯一無二の道具を生み出しています。

ASAKURA

日本有数の桐箪笥の生産地･新潟県加茂市で、総桐箪笥の製造元として1950年に創業した朝倉家具が作るプロダクトブランド。

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