中川政七商店では、環境負荷と廃棄物削減のため、商品パッケージのプラスチック削減を進めており、ふきんの透明袋を廃止しました。
商品の特徴
唯一無二の木目がある、わっぱのバスケット
暮らしの“支障”となり、切らざるを得なくなった“支障木(ししょうぼく)”と呼ばれる材を用いたバスケット。街の中に生えていた木々それぞれの節目や傷すらも、木の生命を感じられる唯一無二の個性として活かしました。
散らかりがちな小物をまとめることができ、曲木には珍しい広葉樹の表情もあいまって部屋のアクセントにも。2㎜ほどの薄い無垢材を使用しており、木材の素朴で重厚な存在感がありながら、非常に軽やかに暮らしに取り入られる商品です。素材は「暮らしの支障木」
健全な森林環境を阻害したり、倒木の危険性があったり、私有地から道路にはみ出してしまっていたり、これ以上管理できず、暮らしの“支障”になるため伐採されてしまう木。そんな、「暮らしの支障木」を素材として活用しました。
突発的な伐採が発生するため木材として流通してこなかった支障木ですが、自由に育ち、特徴的な木目や表情があり、木の魅力が詰まった材でもあります。反りやうねりが強く、一般的な機械加工には不向きであるが故の不均質さ。それを個性として魅力に変換しました。同じものがふたつとない、木々の表情を味わえる商品です。
木工産地「静岡」ならではのチームから生まれました
支障木を活用するプロジェクトには、木こり・製材所・木工工房・家具工場・デザイナーなど各工程の専門家が参加。その技術と知恵の連携によって、突発的に発生する支障木を用いた商品の中量生産が可能になりました。木々に関する産業が集まった静岡ならではの取り組みと言えます。
製材された支障木をわっぱケースの形にするのは、静岡の伝統工芸品「めんぱ」職人による曲げ木加工。通常、曲げ木で使用される杉や檜といった針葉樹に比べて、非常に硬くて曲げづらい広葉樹を、一点ずつ、薄く軽やかに加工しています。「地産地匠アワード2024」準グランプリ商品
地産地匠アワードは、地域に根ざすメーカーとデザイナーがつくる、新たなプロダクトを募集するアワードです。この商品は、全国各地から集まった80点のエントリーの中から、準グランプリを受賞しました。審査員のコメントを抜粋して紹介します。
支障木を見つける人、伐採する人、運搬し製材する人、加工する人、流通させる人、必要な要素を担う全ての人が地域のなかにいる。それを僕たちは産地と呼ぶんだろう。そういった意味で、「支障木プロジェクト」のあるこの地域は、新たな産地といっていいと思う。このプロジェクトも、ものづくりと原材料という問いに、また違った角度の解を示してくれている。
(坂本 大祐:クリエイティブディレクター 合同会社オフィスキャンプ 代表社員)
地産地匠アワードについて、詳しくはこちらをご覧ください。素材の持つ経緯や個性を尊重する静岡の家具工房「iwakagu」
「木つかい」をコンセプトに、木材の環境や経緯、個性などを尊重してものづくりに取り組む木工・家具工房iwakagu。木工産地静岡で活動する中で出会ったデザイナーや職人、製材所、木こりなどと連携しながら、家具作りを続けています。
サイズ / スペック
商品詳細
素材 本体:天然木(カエデ)/金具:真鍮 仕様 表面塗装:ガラスコーティング 重さ 約210g 備考 白ボール紙パッケージ入り 商品サイズサイズガイド
サイズ 幅 奥行 高さ - 31.5 15 13 (持ち手含まず※) 本体
収納部分24.5 12.5 10 単位:cm
※持ち手を上げた状態の最大の高さは約27cm
取り扱いのご注意
お取り扱い上のご注意
製品のお取り扱い ※持ち運ぶ際は止め金具等を確実に閉めてください。
※閉め方が不十分または、閉め忘れて持ち上げると中の収納物が飛び出したり、本体を傷める原因になります。
※取り付け金具などのネジ類がゆるんでいないか時々点検し、ゆるみ始めたらしっかりと締め直してください。