創業160年の鋳造所がつくる、南部鉄の急須

1852年創業、江戸時代末期より庶民の生活道具である鍋釜を作り続けてきた及源鋳造の南部鉄急須です。急須は2～3杯分のお茶が淹れられる、日用にぴったりの大きさ。耐久性に富み、使い込むほどに味わいが増していきます。

優れた保温性で、おいしい温度が長続き

鉄急須は火にかけてお湯を沸かすのではなく、沸かしたお湯を注ぎ入れてお茶をだす、いわゆる普通の急須と同じ使い方をするものです。茶葉を入れる前に捨て湯をして急須を温めておけば、南部鉄の優れた保温性がより発揮され、温かいお茶が長く楽しめます。

急須の内側はホーロー仕上げになっているため鉄分の補給はできませんが、その分錆びにくくお手入れが簡単。鉄瓶を使いはじめるときのような「ならし」のお手入れは必要なく、温水でさっとすすげば、すぐにお使いいただけます。

出しっぱなしでも絵になる重厚感のある佇まい

南部鉄の代表的なデザインであるアラレ文様も施され、小ぶりながら南部鉄器特有の重厚さや風格が感じられます。モダンな雰囲気もあり、使っていないときはあえてキッチンやオープン棚など目につくところに飾っておきたくなるようなデザインです。アラレ文様は飾りとしてだけでなく、保温性を高める効果もあり、ゆっくりとお茶の時間をお楽しみいただけます。