お正月を代表する3点のしつらいセット

鏡餅、門松、注連縄飾りという、代表的なお正月飾り3点のセット。鏡餅と門松は小ぶりなサイズのものを組み合わせました。
コブシの木と組紐で作った毎年飾れる「鏡餅飾り」。神聖で縁起の良い勝藁（かちわら）を用いた「勝わら門松飾り」。手のひらサイズの「小さな注連縄飾り（輪飾り）」。
いずれも素材や意匠にこだわって、新年を晴れやかに迎えるための想いを込めたお飾りです。 鏡餅飾りと門松飾りは、付属の敷台に載せて一緒に飾っていただけます。

その年の豊作や、健康と幸福を祈る鏡餅飾りです。卓越したろくろ職人の技術でコブシの木から作った鏡餅は、すべすべとした手ざわりや一つひとつ異なる木目がやさしい佇まいです。「代々栄えるように」という意味をもつ「橙」は、組紐の職人により絹糸を使い手仕事で仕上げました。橙の葉と四方紅を模した敷布は手織りの麻生地を用いました。毎年繰り返し飾ることができる鏡餅飾りです。

長野県でわら細工を製造している「わらむ」と作った勝わら門松飾り。倒れない＝土がつかない状態で収穫されることから大相撲の本場所の土俵に使われ、「勝藁(かちわら）」といわれる縁起のいい藁を使っています。一年中色あせない松、一度結ぶと簡単に解くことができない真結びの組紐を用い、幸せが長く続くようにという願いを込めました。現代の暮らしに取り入れやすいサイズ感です。

小さな空間でコンパクトにお飾りいただける、手のひらサイズの注連縄です。読み方が「難を転じて福となす」という言葉に通じることから縁起が良いといわれる南天を正絹組紐で、神様を「待つ」といういわれを持つ松を水引で作り、注連縄と組み合わせました。和室にも洋室にもなじむよう、シンプルで素朴な表情に仕上げました。